恋に目覚めたシンデレラ
目が覚めて時間を確認した。
どんなに遅く寝ても次の日には同じ時間に目が覚めてしまう。
葵はまだぐっすりと眠っている。
愛らしい寝顔に思わず手を伸ばした。顔に掛かった髪を耳の後ろに撫で付け次に透き通るような白い肌に触ってみた。
予想以上に柔らかい。
このまま寝かしておいてやりたいが……。
小野寺が来るまでに起こすと約束をした。
「葵さん……起きて下さい」
「ん……う~ん……」
一回声をかけただけでは起きない。
しかも自ら寝ぼけてすり寄ってきた。
「本当に可愛い人だ……」
頬に口づけをしもう一度声をかけた。
「葵さん……早く起きないと小野寺さんがきてしまう」
「……おの……でらさん……」
ようやく目を覚ました。
「葵さんおはよう」
「……おはようございます。小野寺さんはっ」
「まだ来る時間ではないです。今ならまだ大丈夫です」
「私、部屋に戻ります」
葵は自分の部屋に戻った。