恋に目覚めたシンデレラ

「そうですかこれから葵さんの部屋に案内します。付いてきて下さい」

明日から会社にどうやって行くか電車かバスか。
近くに駅はあるのか解らない。
後で調べよう。

「こっちです」

使わせてもらう部屋は上の階にあるらしい滉の後に続き階段を上がる。
左右に分かれて部屋が幾つかあり真ん中の部屋を示され中に入る葵は驚いてしまった。

「この部屋を使って下さい」

洋服ダンスが広いクローゼットの中に収納してあり他は本棚やカラーボックス、テレビに丸いテーブルも位置などはアパートの部屋の配置と変わってなかった。
使っていたベッドも同じような感じに置かれていた。


「業者の方に頼み家具はほとんど前と同じ配置にしました。気に入らないところはありますか?」

「自分の部屋にいるみたい」

ずっとここにいたらいつもと変わらない。

「それは良かったです。夕飯は七時でいいですか?」

「はい」

「俺の部屋を教えておいた方がいいですね」

「この間あなたが泊まった所がそうです。
それから用があればそこにある内線電話を使って下さい」

自分が寝ていたあの部屋は滉の部屋だったと解り申し訳なさと……この人はどこで寝たのかと気になった。

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