恋に目覚めたシンデレラ
このまま寝ちゃいそう……
寝そうになっていると内線電話の呼び出し音がなり葵はビクッと体を起こす。
一気に目が覚めた。
晃さんに下に降りてくるように言われて電話を切り部屋を出て階段を降りキッチンに行くとこの間と同じようにテーブルの上には大皿に盛り付けられた美味しそうなお料理が並べられていた。
晃さんも着替えたらしくグレーのニットセーターに黒いパンツ姿のラフな格好で座っていた。
グレーのセーターは晃さんに良く似合っている。
さっきまでしていた眼鏡も外していてスーツ姿の晃さんとは雰囲気が違う。
思わず、どきっとしてしまった。
「葵さん?どうしました?」
「何でもないですっ」
「座って下さい」
「はい」
「小野寺さんが作る料理は美味しいんです、もちろん他の家事もしっかりとやってくれますが小野寺さんのはプロ並みですよ。特にこれはおすすめです良かったらどうぞ」
「いただきます」
晃さんに勧められた大皿はちょうど取りやすい所にあり自分のお皿に取って口に運んだ。
「どうですか?」
「これ……美味しいです」
「葵さんの口にも合ったようですね」