恋に目覚めたシンデレラ

一気に階段をかけ上がると部屋に入った。

「ビックリした~」
額に晃さんの手が触れて動揺してしまった。
晃さんは、ただ熱があるか確認しただけなのに……
とても焦ってしまった。


ちょっと額に触られただけなのにこんなに……心臓ドキドキしてる。
それから本当に熱が出て来たようにおでこが熱くなってきた。


こんなんでやっていけるのだろうか。
まだドキドキしてる。
全然落ち着いてくれないよ~。


突然部屋にある電話が鳴り出ると晃さんの声が受話器の向こうから聞こえてきた。

《まだ部屋にいて良かったです。これから浴室に一緒に行っても良いですか?》

《はい?……》


これから浴室に
一緒にって……まさか
勝手に変な方に妄想を膨らませ動揺してしまう。

《明日からは葵さんが入りたいときに入浴できた方がいいですよね?これから説明したいのすが浴室で待っていてもらえますか?》

《そ、そうですよね、説明……しにきてくれるって事ですよね。私ったら変な勘違いしちゃいました》

《何を勘違いなさったんですか?》

《えっ、あっ、た、大したことではないのでお気になさらずに直ぐにいきますね》

動揺してたせいか余計な事まで言ってしまったらしい。
電話を切り、お風呂セットを持って浴室の入り口の前で待っていたら晃さんがやって来た。



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