恋に目覚めたシンデレラ
また落ちたくはない。
自分の身の安全のためにも葵は大人しくすることにした。
階段を悠々と上って行く晃の顔に疲れは見えなかった。
「そんな顔をしなくても大丈夫。葵さんを落とすなんてヘマはしませんよ。あなたを運ぶくらい平気なんです」
部屋の前で下ろされた。
でも晃は動こうとはしない。
手の甲が頬にあてられ愛しげに何度か上下した後、息がかかるくらいに顔を近付けた晃にキスされると思いとっさに目を瞑ると
軽く口づけしてきた滉の低めの声が耳に響く。
「さっきの続きを――――――」
……続き……。
ハッと目を開けると部屋のドアを開けた晃に抱き抱えられてあっという間にベッドの上に寝かされた。
それから上からのし掛かり葵を閉じ込めてしまう。