恋に目覚めたシンデレラ
上から見下ろす滉の瞳の色はさっきより深くなったように見えた。見つめる視線は葵を捉えて離さない。
不安になった葵はここから逃げたいとも思ったでも晃から離れたくはないとも思い……
とっさに手を出し晃の動きを止めてしまう。
「葵さん……」
「怖いんです。晃さんの事は本当に好きだからきっと大丈夫だって思ったのに……」
「そういうことか……先に進みすぎたってことですか…… 」
「何もかもが初めてで……
晃さんの帰りを待ってる間もどんな顔をして逢えば良いのか解らなくて悩みました。
滉さんが帰ってきたとき自分の部屋に逃げようとしたんです。
今だって今までの自分じゃなくなるみたいで恐いって思ってしまったんです」
「俺はあなたの全てがほしい……だからあなたに覚悟ができるまで待ちます。その時にはあなたの初めてを容赦なく貰います」