恋に目覚めたシンデレラ

葵はお風呂も済んでバスルームを出てリビングに移動した。
きっと晃はもう先に来てリビングで待っていてくれているはず。


リビングのドアを開けるといつも通り晃はいた。



「そろそろ来る頃かなと思っていました。ちょっと待っていてください」


ソファーに座って待っていると晃がホットミルクを作って持ってきてくれる。
毎日晃が作ってくれるのですっかり習慣化してしまっている。
毎日付き合って貰っているんだしたまには自分が作りたいと葵は申し出た。


「毎日、晃さんに付き合って貰っているんだし今日は私やります」


「せっかくですが、あなたはここにいてください」


「どうしてですか?飲み物ぐらい作れます」


「そんなことは知ってます。
ただホットミルクを作るのは別に苦ではないし最近は習慣付いてしまって自分でしないと落ち着かない。葵さんは余計な気を回さずに待っていてくれませんか?」

結局晃には断られてしまったが。


滉さんが私のためだけに作ってくれている……そういうのって嬉しい。





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