うさぎに振り回されて困ってます
「それより夕桜?なんで避けてたの?」

あ、嘘泣きの事のショックですっかり忘れてた。

「なんで?ほら、言ってごらん?」

「うっ・・・えっと・・・」

「言えないの?じゃあ、言えない子はお仕置き、だね?」
すると優雨くんは、
「ッん!ふっ!ゆ、ゆう、く・・・ん!」
何これ。体に力が入らない・・・
クラクラして上手く頭が回らない。

次第に足がガクガクして、私はその場にペタンと座り込んでしまった。

「ふふ。夕桜は可愛いね。その顔凄くそそられる。そんな顔、他の男に見せちゃやだよ?」

そう言う優雨くんは妖艶に微笑み、
「ッ!ふぁっ・・・んっ!」
私の首筋にキスをした。そして吸い付く。

チクッと小さな痛みがはしる。

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