噂の年下男
なんでこんなこと言ったんだろう。
なんて素敵な自己犠牲の精神だろう。
こんなこと、男には絶対に言わない。
言うなら、「身体を張って、あたしを守りなさい」
それなのに……
優弥はあたしの脇に屈み込む。
そして、おもむろにあたしの身体に手を回る。
「ちょ……ちょっと、何してるの?」
慌てるあたし。
身体が熱くて、鼓動が速くて、パニックを起こしている。
そして、
「こんなところで変な気起こさないでよ!」
ジタバタもがくが……
優弥はそのまま、あたしを軽々持ち上げた。
え……
お姫様抱っこ!?