噂の年下男
このまま、優弥はあたしを家まで送ってくれた。
タクシーを拾うまで、もう歩ける、大袈裟だって言っているのに、優弥はあたしを降ろしてくれなかった。
人々の視線が痛いし、何と言ってもおかしくなってしまう。
優弥に抱かれていると、身体中が熱くなって、頭が沸騰しそうだった。
そして……
幸せだと思った、なぜか分からないが。
あたし……
優弥が好きなの?
好き以前に、嫌いじゃないの?
自分が分からなくなる。
これも全部、今日のお洒落優弥のせい。
優弥がいつもの派手キモ優弥に戻ったら、きっとあたしも元通りだ。