イケメン部長と(仮)新婚ライフ!?
『おぉ零士、待ってたぞ。入れ入れ』
年配らしき男性の声。そして、この言い方。
まさか、まさかこの“坂本さん”は……!
「ここ、俺の実家」
部長様の不敵な笑みとともに私の予想を確信に変えられ、再び近所迷惑な叫び声を上げてしまったのは言うまでもない。
衝撃が治まらない私に、部長は門扉を開けながら、やっと真相について教えてくれる。
「親父が老人ホームの施設長で、兄貴はそこの事務長なんだ。俺は同じとこで働きたくなかったから営業やってるけど、お互いに取引相手ってわけ」
なるほど、これで疑問のいくつかは解決した。相手がお父さんなら何の気兼ねもいらないもんね。……だけど。
「それならそうと、ここに来る前に教えてくださいよ!」
玄関に続く若干の階段を上る彼についていきながら、その背中に向かって不満をぶつける。
部長の実家にお邪魔してご両親に会うなんて、心の準備が必要なんですから! ……別に、結婚の挨拶をするわけじゃないけども。
と、心の中で愚痴をこぼしていると、足を止めてこちらを振り返った彼は、クッと右の口角を上げる。
「俺は意地が悪い男だって知ってるだろ」
あぁそうか、十分わかっていたはずだけど忘れていましたね……って、それで済ますなー!
年配らしき男性の声。そして、この言い方。
まさか、まさかこの“坂本さん”は……!
「ここ、俺の実家」
部長様の不敵な笑みとともに私の予想を確信に変えられ、再び近所迷惑な叫び声を上げてしまったのは言うまでもない。
衝撃が治まらない私に、部長は門扉を開けながら、やっと真相について教えてくれる。
「親父が老人ホームの施設長で、兄貴はそこの事務長なんだ。俺は同じとこで働きたくなかったから営業やってるけど、お互いに取引相手ってわけ」
なるほど、これで疑問のいくつかは解決した。相手がお父さんなら何の気兼ねもいらないもんね。……だけど。
「それならそうと、ここに来る前に教えてくださいよ!」
玄関に続く若干の階段を上る彼についていきながら、その背中に向かって不満をぶつける。
部長の実家にお邪魔してご両親に会うなんて、心の準備が必要なんですから! ……別に、結婚の挨拶をするわけじゃないけども。
と、心の中で愚痴をこぼしていると、足を止めてこちらを振り返った彼は、クッと右の口角を上げる。
「俺は意地が悪い男だって知ってるだろ」
あぁそうか、十分わかっていたはずだけど忘れていましたね……って、それで済ますなー!