イケメン部長と(仮)新婚ライフ!?
「ねぇ見てください、教会みたいなのがありますよ!」
神秘的な建物を映し出す淡いオレンジ色の明かりに惹かれ、私は子供みたいに零士さんの手を引っ張る。
“しょうがねぇな”と言いたげに笑う彼と一緒に、教会を模したそれの前で足を止めた。
私達の足元には、いくつものキャンドルが灯され、温かな光がゆらゆらと揺らめいている。
「キャンドルも素敵~……!」
うっとりと眺めていると、零士さんがふいに独り言のように言う。
「せっかくだから夜景じゃなくてイルミネーションにしたけど、これもアリか」
「え?」
首をかしげて彼を見上げると、優しいけれど真剣な眼差しに捉えられ、ドキリと胸が鳴る。彼は私を見つめたまま、再び口を開いた。
「さっき俺が言ったこと、全部デタラメなんかじゃねぇぞ。お前の両親にまで嘘つくほど、俺の心根は曲がっちゃいない」
──デタラメじゃ、ない?
目と口をぽかんと開き、固まる私。
え……今、聞き間違えた? 嘘じゃなければいいのにと強く願っていたから、まさかこれは都合の良い妄想?
バグが起こったみたいにフリーズする私に、零士さんは少しだけ照れたような微笑を見せる。
「俺を落とした、お前の勝ちだ」
神秘的な建物を映し出す淡いオレンジ色の明かりに惹かれ、私は子供みたいに零士さんの手を引っ張る。
“しょうがねぇな”と言いたげに笑う彼と一緒に、教会を模したそれの前で足を止めた。
私達の足元には、いくつものキャンドルが灯され、温かな光がゆらゆらと揺らめいている。
「キャンドルも素敵~……!」
うっとりと眺めていると、零士さんがふいに独り言のように言う。
「せっかくだから夜景じゃなくてイルミネーションにしたけど、これもアリか」
「え?」
首をかしげて彼を見上げると、優しいけれど真剣な眼差しに捉えられ、ドキリと胸が鳴る。彼は私を見つめたまま、再び口を開いた。
「さっき俺が言ったこと、全部デタラメなんかじゃねぇぞ。お前の両親にまで嘘つくほど、俺の心根は曲がっちゃいない」
──デタラメじゃ、ない?
目と口をぽかんと開き、固まる私。
え……今、聞き間違えた? 嘘じゃなければいいのにと強く願っていたから、まさかこれは都合の良い妄想?
バグが起こったみたいにフリーズする私に、零士さんは少しだけ照れたような微笑を見せる。
「俺を落とした、お前の勝ちだ」