なみだ雨
お店から郵便局まではさほど遠くない。
冬は空気がとても綺麗に感じる。
空を仰ぎ見ると、
どこまでも続いていそうな澄んだ水色。
はるかは1つ深呼吸をする。
郵便局について、
速達で頼まれた手紙を出し。
帰ろうと駅前までの道を歩いていて。
見たことある車が横をすり抜けていって。
道路を挟んで斜めの産婦人科に入っていく
思わず足を止めた。
車から降りてきたのは、
練と成海だったから。
その場から動けなくて。
どうして、なんで、
練に似た誰かなのかもしれない。
そう思ってみるけど、
そんなことはないと
頭はちゃんと理解してる。
びゅんびゅん走る車の隙間から、
練がこっちを見た…気がした。