美月~大切なあなたへ~
『何かっていうと……例えばどんな……?』
逆に聞いてみた。
なんか……
いかにも“何か聞きました”的な返しだったかな?
「ふっ…。そうだなぁ……
日高にだったら話してもいいかな。」
私にだったら?
ちょっと…とゆうかかなり嬉しいかも。
「たとえば…
日明先生の家庭のこととか?」
あっ……そっち??
龍心先生のことじゃなくて?
「その顔…。
“意外”って顔だね、日高。」
『えっ?そうですかっ?』
顔にでてた!?
「やっぱり……。
あの人、俺の事まで日高に話したんだな。」
あの人=沖田先生
はははっ………
沖田先生~~
これも計算のうちですか~?
“何もするな”って言ってたけど……
やっぱそれは“どうにかしろ”の裏返しで、こうなる事も計算だったんだね~?
あの顔見たらそうとしか思えないよっ!