ご褒美は唇にちょうだい
「そうなんですよ。本当に申し訳ない!鳥飼さん」


ちょうどいい。
この先のシーンはもう一回頭の中で整理したい部分だったし、明日以降の方が助かる。

それに、久さんとごはんを食べに行ける。


「久さん、ジオットに予約入れておいて。お腹空いた」


私は立ち上がり、「お先に失礼します」とスタッフに声をかける。周囲の空気が動く。

メイクを落としシャワーを浴びるため、スタジオを後にした。


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