ご褒美は唇にちょうだい
「頼まれていた書籍と、来月のスケジュールが変わったので、それを」
「そんなの急がないし、メールでもなんでもいいのに」
資料はいつでもよかったのだ。
しばらくは朝ドラメインで動くのが決まっている。
金曜ドラマもあと少しでクランクアップだ。その後でもよかったくらい。
「俺が明日から三日間出張なんです。間違いなく渡しておきたくて」
出張。そんなのたった今聞いた。
落胆を顔に出さないように注意する。
「代わりに、富田が操さんにつきますので。何度かついてますし、女性同士ですから問題ないですね」
「うん、大丈夫」
久さんに三日も会えないのは全然大丈夫じゃないけど。
ああ、タイミングが悪い。
環がいなかったら、ここでキスをねだれるのに。
姉想いの妹すら、一瞬憎く感じてしまう私は、恋に狂っている。
「そんなの急がないし、メールでもなんでもいいのに」
資料はいつでもよかったのだ。
しばらくは朝ドラメインで動くのが決まっている。
金曜ドラマもあと少しでクランクアップだ。その後でもよかったくらい。
「俺が明日から三日間出張なんです。間違いなく渡しておきたくて」
出張。そんなのたった今聞いた。
落胆を顔に出さないように注意する。
「代わりに、富田が操さんにつきますので。何度かついてますし、女性同士ですから問題ないですね」
「うん、大丈夫」
久さんに三日も会えないのは全然大丈夫じゃないけど。
ああ、タイミングが悪い。
環がいなかったら、ここでキスをねだれるのに。
姉想いの妹すら、一瞬憎く感じてしまう私は、恋に狂っている。