冷酷上司の甘いささやき
「いい年してあんまり張り切った格好したくないしさ」
「ふふ。いい年だなんて、そんなことないじゃないですか」
「そんなことないと言ってるわりには笑ってるな」
「ち、違います! 課長が冗談っぽいこと言うからそれがおもしろくて笑ったんです!」
自然と笑みがこぼれてしまう。
普段クールな課長が私だけに見せる顔が、私にとってひとつずつ増えていくたびに、なんだか満たされたような気分になる。
初めて課長とふたりきりでゆっくり話したあの日の夜に見せてくれた、実はやさしくて気をつかってくれるところ。
さっきみたいに、口数は少なくても『かわいい』ってちゃんと褒めてくれるところ。
そして、今みたいに、会社ではあまり言わない冗談っぽい発言をしてくれるところ。
もっともっと、課長のいろんな顔、見たいな……。
車の中では、いろんなことをお話した。お互い、普段からあんまりおしゃべりな方ではないけど、会話が変に途切れて気まずくなるようなことはなかった。お互い性格が似ているから、話をしていて意見が食い違うこともなくて、自然に話も続いていった。
会話をしていても変に気をつかったりしないし、とても気楽だった。
恋人らしい会話をしていたわけじゃなくて、ほとんど仕事の話だったけど。キャンペーンの成績の話とか、業績向上の計画とか。最終的には”内勤の女性がもっと積極的にがんばってくれないと”という、若干お説教に話になってしまったけど。
「ふふ。いい年だなんて、そんなことないじゃないですか」
「そんなことないと言ってるわりには笑ってるな」
「ち、違います! 課長が冗談っぽいこと言うからそれがおもしろくて笑ったんです!」
自然と笑みがこぼれてしまう。
普段クールな課長が私だけに見せる顔が、私にとってひとつずつ増えていくたびに、なんだか満たされたような気分になる。
初めて課長とふたりきりでゆっくり話したあの日の夜に見せてくれた、実はやさしくて気をつかってくれるところ。
さっきみたいに、口数は少なくても『かわいい』ってちゃんと褒めてくれるところ。
そして、今みたいに、会社ではあまり言わない冗談っぽい発言をしてくれるところ。
もっともっと、課長のいろんな顔、見たいな……。
車の中では、いろんなことをお話した。お互い、普段からあんまりおしゃべりな方ではないけど、会話が変に途切れて気まずくなるようなことはなかった。お互い性格が似ているから、話をしていて意見が食い違うこともなくて、自然に話も続いていった。
会話をしていても変に気をつかったりしないし、とても気楽だった。
恋人らしい会話をしていたわけじゃなくて、ほとんど仕事の話だったけど。キャンペーンの成績の話とか、業績向上の計画とか。最終的には”内勤の女性がもっと積極的にがんばってくれないと”という、若干お説教に話になってしまったけど。