Live as if you will die tomorrow
「と…ま…くん…」
良かったんじゃないの。
貴女だけは、守られて。
でも。
「ーいい気なもんだよね。」
その『何も知らない』無邪気さが。
誰かの傷口を開くことだってあるのに。
そんなことすら、貴女、『知らない』ままで。
「っっ」
最初からか、息苦しさからか、どんどんと零れ落ちていく涙が、彼女の白い頬に跡をつけていく。
力をさらに込めれば、きっとこの細い腕は折れてしまうだろう。
この喉は、息を止めるだろう。
「アナタは俺を忘れるべきだよ。」
俺の手は、熱を持つ貴女と違って、冷たいでしょ?
「…っ!はっ…は…」
喉に当てていた手を放すと、酸素を求める息の悲鳴が上がった。
俺はそのまま、ポケットに入れてあった小さな瓶を取り出して、片手で蓋を開ける。