Live as if you will die tomorrow




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煙たい部屋に、テレビから音が響く。

液晶画面に何が映っているのかは、煙過ぎて、俺からは見えない。

いや、観たくない。




《有我元首相の葬儀が、都内で営まれ、大勢の弔問客がー 》



コメンテーターの声が、耳障りだ。



「とーまー!いるー?」



そこへ、騒がしく登場した赤頭。



「……」


「……えっと、なんか、入っちゃいけない感じだったかな?」


「なんか用?」


白々しく後退りしようとする崇を、ソファに座ったまま、引き止めた。



「あ、いや…えっとぉー…お!なんだこれ!何このタイピン!なんか変わってない?誰の?ってか、中に綺麗な液体が入ってるー」


「触ると死ぬよ?」


話題を逸らそうと、テーブルの上に置いてあるネクタイピンに触れようとした崇にそう言えば、伸ばしかけた腕が固まる。




「…おっ、おいおい、そんな冗談やめろよー、マジで。」



はははと笑い飛ばした割に、手を引っ込めた辺り、奴の中で、冗談じゃない可能性の方が上回ったのだろう。
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