mariage~酒と肴、それから恋~《2》
社割りでまとめ買いした白ワインと白桃缶が入っている。


昼間、総務にいる同期(小松くん)が届けてくれたんだ♪

重いから何回かに分けて持って帰る。


小松くんからは、家に郵送したら?って言われるけど、何のために社割りで買ってんのか分かんなくなるじゃん(笑)


資料を手に取り、仕事量を再確認する。

よし。この調子だと、21時には帰れそう。


残業終えて、家に直行だ。

ワインと桃をすぐに冷蔵庫にイン。

軽い晩ごはん食べて、のんびりお風呂入って、それからゆっくり白ワインと白桃でリラックスタイムだ♪♪

録画たまってるんだよね。


この一週間も疲れた。早くのんびりしたい。


今夜の予定を立てながら、奮い起こしてパソコンに向かい合う。


「お疲れ様~。お先」

「お疲れ様です」


残業を終え、次々と帰っていく同僚たちと、消えていくデスクのライト。


はたと気づいて、ぐるっと見回すと、このフロアで残業してんの百田とあたしだけになってた。


目の端に映る左隣のデスクの百田が、背伸びをして腕まくりし直した。



―――…『…泊まる?』…――

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