mariage~酒と肴、それから恋~《2》
真意は分からないまま、8年も経ってしまった。


あのとき、百田に応じて、泊まってたら、どうなっていただろう?


――いやいや、どうもなってないし!


冗談に決まってる。


あの当時、百田には学生時代から付き合っていた彼女がいたし。

(いつだっけ、すごく可愛い彼女と、手を繋いで歩くの見たことあったし)


それもあって、百田は恋愛対象外だったし。


あたしもあの当時、若さのいたりで合コン三昧で、あの後、彼氏できたし。自分的には過去最愛の大恋愛(終わったけど)したし。


こんな大昔のこと思い出して、そわそわするなんて、どうかしてる。


*・゚*゚・*・゚*゚・*・゚*゚・*・゚*゚・*・゚*゚・*


「で~きた!」


21時。予定通りに残業終了。


「まじで?早いなぁ~」


「百田主任、確認お願いします」


「…よし、オッケー。早い上に正確。さすが佐藤」


「褒めても何も出ませんよ。さて、帰ろ~」

資料を印刷して、ファイルにとじて、後片付け。


「よし、俺も終了!佐藤、メシでもいかない?」
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