いけない!?同居生活


「もっと、一緒にいたいんだけど」

「え――――」




圭汰さんの手が私の頬に触れる。
落とすように笑う圭汰さんの表情にドキリと胸が鳴った。




「あ、はい、あ、私いいところ知ってます!きっと、気に入ると思いますよ」




ふいに春さんのバーを思い出しそう言った。
圭汰さんは一瞬目を見張ったように見えたけど、すぐににっこりと笑った。




「じゃあ、そこに行こうか」

「はい」



思わずそう言ってしまったけど・・・。
春さん、いるよね。
なんだか、気まずいというか、恥ずかしいというか。


今日はカウンターじゃなくてテーブル席にしよう。




そんなことを考えながら歩き出した。




< 74 / 357 >

この作品をシェア

pagetop