クールな御曹司はウブな彼女を乱したい〜抱き尽くされる溺愛初夜〜
そう早合点は禁物だ。

それなのに……勝手に期待しちゃう自分がいて……。

自分はなんて欲張りなんだろうって呆れてしまう。

「でも、本多君にもらったのは否定しないわけね?もっと嬉しい顔しなさいよ。本多君だってその方が喜ぶわよ。私が男なら、好きでもない女にそんな高価な指輪あげたりしないわよ。愛されてるわね。手首にキスマークつけられてるし」

柳田さんは私に顔を近づけ、声を潜める。

「嘘……」

柳田さんの言葉に驚いて自分の左手の手首を見ると、彼女の指摘通り腕時計の下に鬱血痕があった。

もう……永遠ったらこんなとこにまで。

何も言えなくて赤面すると、バンと柳田さんに背中を叩かれた。

「いたっ!」

私が涙目で顔をしかめると、柳田さんはクスリと笑った。
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