◆Woman blues◆
◆◆◆
「だからもうね、指輪は外したの。むなしいでしょ?」
私の話を黙って聞いていた太一は、咳払いをしてから私に訊ねた。
「彼と話し合いはしないんですか?」
「だって怖いもん。絶対婚約解消になって、破局で、アラフォーなのに彼氏もいなくて惨めだもん」
「もう、破局してるんじゃ」
「失礼な!」
私はサラリと言った太一を睨んだ。
「そーゆー、太一はどーなの?!若く見えるけどもう30歳なんでしょ?結婚してるの?」
「バカですか?」
……段々、遠慮がなくなってきたな、コイツは。
「結婚してたら女性を部屋に誘わないでしょう?それに僕はフリーです」
「もったいないなー。なんで?」
太一は少しだけ考えるように左頭上を見て、口を開いた。
「……結婚とか面倒じゃないですか。彼女作るとこの歳だし、どうしてもそっちの方向に話が行くし。だから、結婚したいと思う女性に出逢うまでは特定の恋人は作らないつもりです」
「……私もそう思ってたよ。そう思って生きてたらこんな歳になってて、結婚したい男と出逢って婚約出来たと思ったら若くてスタイルのいい美女に持っていかれかけてる感じ」
「あはははははははっ」
「笑うなっ」
「すみません」
「…………」
「…………」
「だからもうね、指輪は外したの。むなしいでしょ?」
私の話を黙って聞いていた太一は、咳払いをしてから私に訊ねた。
「彼と話し合いはしないんですか?」
「だって怖いもん。絶対婚約解消になって、破局で、アラフォーなのに彼氏もいなくて惨めだもん」
「もう、破局してるんじゃ」
「失礼な!」
私はサラリと言った太一を睨んだ。
「そーゆー、太一はどーなの?!若く見えるけどもう30歳なんでしょ?結婚してるの?」
「バカですか?」
……段々、遠慮がなくなってきたな、コイツは。
「結婚してたら女性を部屋に誘わないでしょう?それに僕はフリーです」
「もったいないなー。なんで?」
太一は少しだけ考えるように左頭上を見て、口を開いた。
「……結婚とか面倒じゃないですか。彼女作るとこの歳だし、どうしてもそっちの方向に話が行くし。だから、結婚したいと思う女性に出逢うまでは特定の恋人は作らないつもりです」
「……私もそう思ってたよ。そう思って生きてたらこんな歳になってて、結婚したい男と出逢って婚約出来たと思ったら若くてスタイルのいい美女に持っていかれかけてる感じ」
「あはははははははっ」
「笑うなっ」
「すみません」
「…………」
「…………」