気まぐれイケメン上司に振り回されてます!
「俺が礼香の恋人だと知ったときのムッとした吉葉の顔は、本当に笑えたよ。礼香に『同業で飲みましょう』と誘われてついていったのに、そこに恋人がいたんだから。あいつはまだ若くて、簡単に突っかかってきた。……ああ、突っかかってくるのは今も同じだな」
年下のくせに、と呟いたそこに嫌悪などは感じられず、やはり賀上さんにはいつも余裕があるんだなと思った。
そしてふと、景さんと賀上さんの噂のことが頭に浮かんだ。
「それで、峯川さんを取り合ったんですか?」
「そうだろと、決めつけた聞き方だな」
「あっ……えっと、噂でそういう話を耳にして……」
「取り合ったなんて気はなかったけど」
賀上さんは腕を組んで足元を見つめている。
あの噂はほぼ間違っていたということか。
「吉葉は強引なことをしなかったし、礼香が俺から離れるようなことはなかったし、俺も礼香を離さなかった。あいつが海外に行くまではな。これ以上関係を続ける意味がお互いに見つけられなくなって、あっさり別れたけど」
苦笑する賀上さんを見つめながらぴりっと胸が痛んだ。
景さんが峯川さんのことを見つめる瞳に、なにかありそうだなと思っていたけれど。
まさか、彼が峯川さんのことを好きだったなんて。
そして賀上さんが元カレなどという事情があったとは、想像もしなかった。
景さんは今、峯川さんのことをどう思っているのだろう。
年下のくせに、と呟いたそこに嫌悪などは感じられず、やはり賀上さんにはいつも余裕があるんだなと思った。
そしてふと、景さんと賀上さんの噂のことが頭に浮かんだ。
「それで、峯川さんを取り合ったんですか?」
「そうだろと、決めつけた聞き方だな」
「あっ……えっと、噂でそういう話を耳にして……」
「取り合ったなんて気はなかったけど」
賀上さんは腕を組んで足元を見つめている。
あの噂はほぼ間違っていたということか。
「吉葉は強引なことをしなかったし、礼香が俺から離れるようなことはなかったし、俺も礼香を離さなかった。あいつが海外に行くまではな。これ以上関係を続ける意味がお互いに見つけられなくなって、あっさり別れたけど」
苦笑する賀上さんを見つめながらぴりっと胸が痛んだ。
景さんが峯川さんのことを見つめる瞳に、なにかありそうだなと思っていたけれど。
まさか、彼が峯川さんのことを好きだったなんて。
そして賀上さんが元カレなどという事情があったとは、想像もしなかった。
景さんは今、峯川さんのことをどう思っているのだろう。