気まぐれイケメン上司に振り回されてます!
週が明けた月曜日。
区切りの良いところまで仕事を終えた頃、賀上さんに呼び出された。

『吉葉から離れることを考えておけ』
先週、賀上さんが言ったことを思い出して、その話だったらどう答えようかと考えながら、賀上さんと一緒に使っていないミーティングルームへ入った。

そして中央の席に向かい合って座る。

わたしは、景さんのアシスタントを続ける。
そう決めているけれど、理由をどう伝えればいいか言葉を迷っていた。

「そういう顔をするのは……どうやら俺の言葉はお前を困らせただけみたいだな」

「えっ……いや、あ、あの、すみません……」

わたしの顔、悩んでいたらつい眉のあたりに力が入ってしまったのか、賀上さんは軽く笑ってため息を吐いた。

「吉葉のこと、好きだろ」

気づいているだろうなと思っていたから、わたしは驚かずしっかり「はい」とうなずいた。

「わたし、これからも景さんのアシスタントをします。景さんは冗談ばかりでやる気がなさそうな雰囲気だけれど、意外としっかりしているんです。会社ではやらないけれど、家で仕事していたりとか。わたしは、これからもそんな景さんと一緒に仕事をして、自分も学んでいけたらいいなと思っています」
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