すべてが思い出になる前に





フフッと笑みが溢れ、久々に再会した翼とグータッチをした。



「相変わらず元気そうだな、まぁ上がって」


「お邪魔しまーす!」



翼は大きなスーツケースを玄関にドサッと置き、俺の家に上がってきた。



と、思いきや


翼は玄関を振り返り、大きな声で「照史〜」と呼び、玄関には照史の姿もあった。



「よう!」


「照史と来たのか」


「たまたま歩いてたらさ、照史とバッタリ会ったんだよ‼︎」


「そうなんだ」



この巨人の様に背が高くて、一見いかつく怖そうに見えるが、とても温厚な照史が玄関で笑いながら「よっ!」と涼太に言った。





< 108 / 369 >

この作品をシェア

pagetop