すべてが思い出になる前に




「この時期になると進路相談が始まるでしょ?南女は大学進学を前提としてるから、ちゃんと大学に進学しないといけない。」


「まぁ南女は進学校だしな〜」


「うん。将来の事を考えると、自分はこの先何がしたいのか分からなくて…」



友理奈は放課後や休日に芸能活動を行い、勉強も怠らず両立出来ていて、問題なんて無いんじゃないかと思っていた。


でも他人が思っている以上に友理奈は、自分の将来を現実的に考え、悩んでいたようだ。



「英語が出来るなら、それ活かせばいいじゃん」



ふと思ったことを思わず口に出してしまった涼太は、我に戻り「ごめん」と一言漏らした。


悩んでいる友理奈に涼太は決して、軽い気持ちで口走った訳ではなかった。





< 50 / 369 >

この作品をシェア

pagetop