すべてが思い出になる前に
放課後のある日
ショッピングモールのイーグルに立ち寄った友理奈と茜は、フードコートのテーブルにカバンから勉強道具をドッサリ置いた。
「ねぇ、茜は大学どうするの?」
「私は…指定校推薦でK大学に行きたいと思ってる。友理奈は?芸能活動一本?」
「私、辞めようと思ってる」
「何で?どうして?」
友理奈はシャーペンを動かしていた手を止めた。
「元々モデルになりたくてなったわけじゃない。もう一度考えてみたら、やっぱり自分がやりたいことをしたいなと思ったの」
ふぅ〜んと話を聞いていた茜は、止めるのかと思いきや以外な反応を見せた。