すべてが思い出になる前に
朝8:00になり学園都市駅に電車が止まって扉が開いた途端に、学生達が大勢降りてくる中に黒い学ランを着た男子学生がホームに立ち止まった。
肩にはテニスラケットが入っているカバンを掛けており。再び歩き出して駅を後にした。
明学前に着くと「はぁ」と一呼吸をつき、カバンを背負い直して高校の門をくぐった。
朝練をしている翼や同級生、後輩達がボール拾いやコートの整備をしているところを遠くから見ていた。
1つのテニスボールが飛んできて足元に転がって、思わず右手に力強く握りしめテニスボールを手の上で投げて遊び始めた。