すべてが思い出になる前に




厳しい練習の毎日で、あるとき肩を壊し、選手生命を失う1歩手前まで追い込まれていたが、幸い復帰できるまで回復した。


医者からは「奇跡」だと言われた。


だが次また怪我したらどうなってしまうのだろうか、考えたくもない。




普段通り授業を受けてお昼休みのチャイムが鳴った。


涼太は1人で黒板を消していると、翼が涼太の肩を叩いた。



「涼太、顧問が呼んでたよ」


「えっ何だろう、ちょっと行ってくる」



黒板消しを置いて、涼太と翼は教室を後にした。



一階の職員室前に着くとドアをノックして入って行き、翼は見守るかの様に廊下に立って待っていた。





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