すべてが思い出になる前に




キョトンとしていた友理奈は、首を傾けてクラスメイトに言った。



「うん。話すと長くなるけど、男同士の友情みたいな感じ」



何それ⁉︎とザワザワするクラスメイトを横に、友理奈はプリントを配り終えた。


教室の後ろのドアから茜が入って来て、不意に目が合った。


隣にいるクラスメイトはひたすら昨日の話をしていた。こういう恋バナになると、話が膨らんでしまう。



「ねぇねぇ。よくある少女漫画のストーリーで、幼馴染がイケメンで〜みたいなのあるけど、正しくそうじゃん‼︎」


「そっそうかな?そうかもしれないね」



そう言われれば、確かに当てはまるのかもしれない。


3歳の頃から知っていて、いつもそばに居たからこそ、気付かなかったのかもしれない。





< 83 / 369 >

この作品をシェア

pagetop