すべてが思い出になる前に




数日後、休日にも関わらず涼太は学ランを着て、首元にはグレーのマフラーを巻いて家の外へ出て行った。


涼太は大学のオープンキャンパスへ1人で幾つか出向いていた。


意外にも理系を得意とする涼太は、希望の学部の選択肢が広かった。



大きな体育館に入り、パイプイスに座り貰ったパンフレットをパラパラと開いていくと、


【 今日の講演はサイエンス賞受賞の飯島教授 】と書かれていた。


顕著な功績を残した人物に贈られる、世界的なサイエンス賞を受賞した教授の講演が聴けるなんて滅多にない機会だし、人生で一度や二度聞くことができない。


講演の内容は新薬製作と研究の段階を分かりやすく説明された。


テニスを続けながら飯島教授の講演で感銘を受け、薬学研究に携わりたいと考え始めた。





< 84 / 369 >

この作品をシェア

pagetop