シェミナート学院に危機迫る?
お願い!行かせて!
マリアナ先生の顔が、こわばった。





「え、今なんと言いました?」





マリアナ先生が、私の口から出た言葉に驚きを隠せずにいた。





「メルが……」





「先生、どうしよう……」





先生、メルを助けて!





「確かに、体育館を歩いていたけど、メルは見かけてないわ。てっきり、私はナンシーと一緒なのかと。」





私と先生のびっくりする会話が続き、体育館がざわついてきた。





「メルって、あの人かな?」





そういう声が聞こえてきた。





誰かが、





「メルっていう人…多分見ました。金髪で、星のアクセサリーを付けてました。」





メルは、金髪で星のアクセサリーは、メルの誕生日の時に私があげたものだ。





「先生、それ…メルです。」





「どこにいたの?メルは!」





先生が、場所を聞くと急に静かになった。





急に、1人の生徒が息をのんでいった。





「タルーロの…横にいた…と思う。」





周りの先生まで、ざわつき始めた。
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