シェミナート学院に危機迫る?
もう、だめ……





私は上を見ていた。





私の気持ちとは裏腹にとても綺麗な空だった。





その時、別の窓から不気味な視線を感じた。





そして、男子の





「嘘だろー…」





と、弱々しい声が聞こえた。





視線の先には……





「タルーロだ!」





「本当だ!タルーロがたくさん……」





タルーロは、灰色のマントを付けていて、フードを深くかぶっていて、顔が見えない。





とても、不気味な姿だ。





そこに、マリアナ先生が、言った。





「1週間後に、先生方は出発です。」





「私が行く!メルを助けてあげたいの!メルは、私が守るんだから!」





「だめよ。あなたはまだ、魔術をコントロール出来ないじゃないですか!逆に、捕らえられます!」





マリアナ先生に反対された…だけど…メルが…
心配。





「メルを助けてあげに行かないと!」





「聞かないようですね。なら、これしかありません。」





急に、金縛りにあった。全然体が動かない。ビクともしない。




「先生!止めて!」





周りから、声がする。




「止められるものなら止めてみなさい!」
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