one more chance――美少年は女総長――
伶
「どうして青龍に幹部が4人しかいないのか、この日の為だ」
彪牙が黒髪の幹部と類を見た。
「篠原が俺に負ければ幹部にしろと指示された」
指示したのはおそらく兄貴だろう。
「俺が幹部の下に付くのも全員納得しねぇだろ?」
そう言って俺を見る。
「総長が変わるのは認めるのはまだ難しいけど…」
「青龍へようこそ、俺 中津 冬悟(ナカツ トウゴ)よろしく」
黒髪の幹部…冬悟と
「俺は鮎川 洸(アユカワ ヒカル)よろしくね伶ちゃん」
れれれ…伶ちゃん?
俺はちゃん付けされて文句を言おうとしたが
金髪の少年…
いや、洸が可愛い顔で笑ったから言えなかった。
「ウッ…これからよろしく」
俺は笑顔で言った。
「今日はもう遅い、伶を家まで送って行ってやれ」
あいつらには俺から話す怜が女だって事もと
彪牙が言った。
「分かった、行くぞ」
冬悟が言うと幹部、俺ついでに愁も外へ出た。