one more chance――美少年は女総長――
「ねぇ、伶ちゃんは何歳?」
バイクに向かっている途中、洸が聞いてきた。
「ん?誕生日が来るまで15だけど?」
「じゃあ俺と同じ高1かぁ」
洸は笑顔で言った。
か…
可愛い
「伶ちゃん俺の後ろに乗らない?」
そう言いながら俺の腕を引っ張る。
すると
「ああ!!洸何してんだ」
「伶ちゃんは俺の後ろに乗るんだ!」と見ていた愁が
洸を引き離そうと必死だ。
「やぁーだ!ここは幹部に譲れよ」
「嫌だー!」
そして
結局来た時と同じ類の後ろに乗る事になった。
今日1日だけで色々あり過ぎた。