LOGICAL PURENESS―秀才は初恋を理論する―



「二分遅刻だ、四獣珠の預かり手の諸君。でも、よく来たな」



祥之助は黄金色の両眼を薄笑いに細めた。


黄帝珠も祥之助のそばに浮いて、ざらざらと耳障りな声で笑った。



主従関係は、どっちのベクトルなんだろう?


どっちを先に倒せば効率がいいんだろう?



誰よりもよく見える目を祥之助と黄帝珠からそらさずに、もっときちんと観察しておけばよかった。


解けない計算式と読めない文字の膨大な羅列であっても、考えるためのヒントや問題解決の糸口がそこにあったかもしれないのに。


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