氷の魔女の春さがし
笛は少年が吹いていた。
老人も笛を手にしていたが、ただ持っているだけで、ニコニコと少年の演奏を聴いていた。
笛の音色に誘われるように雪がみるみる解けていき、その下から色とりどりの花々が顔を出す。
「おお、山の女神がお目覚めになられたぞ」
老人の声にスリサズが辺りを見回したが、それらしき姿は見つけられなかった。
老人も笛を手にしていたが、ただ持っているだけで、ニコニコと少年の演奏を聴いていた。
笛の音色に誘われるように雪がみるみる解けていき、その下から色とりどりの花々が顔を出す。
「おお、山の女神がお目覚めになられたぞ」
老人の声にスリサズが辺りを見回したが、それらしき姿は見つけられなかった。