モテ系同期と偽装恋愛!?
実際には勝手な休憩に間違いないのだが、見つかった場合の言い訳として、仕事道具も必ず持って来ている。
しかし、たった3人のミーティングになぜ大会議室を使うのかという疑問もあるし、総務部の使用許可も取っていない。
ツッコミどころはたくさんあっても、長谷川さんはさぼりについて追求する気がないようだった。
「告げ口の趣味はないので安心して下さい。
私も遼介くんと隠れて色々していた時もありましたし、横山さんも同じなのかなと思っただけです。私の時には資料室が多かったんですけど、彼って……」
眉間にシワが寄っているのを自覚しているが、それを直せそうになかった。
長谷川さんは遼介くんとの情事を、なぜか私に赤裸々に話して聞かせる。
彼のキスの仕方や、下着の脱がせ方、そんな説明をされても困るのに、どうして楽しそうに説明するのか理解できなかった。
彼女の話す情景が頭に浮かんでしまい、不愉快な気持ちが込み上げてしまう。
彼がどんなふうに女性に触れるかなんて、教えてほしくない。
私の中身がいかにお子様であるかを知らしめられている気分になるし、彼を抱きしめることができたという先程の特訓の成果も、すごい体験談を聞かされた後では、霞んでしまいそうになる。