マシンガン LOVE ~この想い、あなたに届け!~
 だってそうだろう。
 その男がどれだけイケメンなのか知らないが、俺より(まさ)っていると自分自身で認める発言はどうにも癪にさわる。

「もう会わないなんて、突然言われても困る」

 振り返ると、風花はむぅっと唇を突き出すようにしていた。
 最後の最後までかわいいやつだ。

「別れなんて、どれも突然だ」

 もう会わない。
 その言葉の気配を感じることもあるが、たいていは突然やってくる。
 人との別れなんてそんなもの。……俺の人生においては。

「……元気でな」

 ホテルを出て駅まで歩いた別れ際に、そっと風花の頭を撫でた。
 やわらかい手触りの髪に思わずキスしたくなったが、それはさすがに我慢した。


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