マシンガン LOVE ~この想い、あなたに届け!~
 よく考えてみろよ。正直に。
 風花が話していたカメラマンのことを、俺はどう思っていたのか。
 会ったことはないが、ムカムカして仕方ない存在だった。

 仕事上ではダメ出しをして、なにかしら彼女の気を引いて。
 そこからやさしくして、風花を自分のものにしようとしているのか。ふざけるな。

 俺は仕事が終わると同時に、風花に電話をかけた。
 だけど電源が入っていなくて、繋がらなかった。……仕事中なのかもしれない。

 どうしたものかと思いながら、とりあえず自分のマンションへ向けてトボトボと歩いた。
 風花のマンションは知っている。そこへ直接行ってみるか?

 ……待て。
 すでにカメラマンの男と一緒だったらどうする。
 部屋の中で、イチャイチャしていたとしたら――――

 こんな腹立たしい妄想をしてやっと気づいた。

 俺は風花を、誰にも渡したくない。

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