マシンガン LOVE ~この想い、あなたに届け!~
 イライラしながらも自分のマンションへたどり着くと、建物の入口あたりにしゃがんでいる人影が見えた。

「りゅ……龍司」

 ひょっこりと立ち上がった人物は、俺が今一番会いたかった(ひと)

「風花……なにやってんの」

 気持ちとは裏腹な言葉が飛び出して、俺自身かなり驚いた。
 どうしてそんな言葉しか言えないんだよ、と。

「ごめん。もう会わないって言われたのに。迷惑だよね。でも私は龍司に会いたかったから。どうしても会いたくて、来ちゃったの」

 下を向いてもじもじと言う風花がどうしようもなくかわいくて……愛しくて。
 俺は近づき、ガバっと勢いよく抱きしめた。

「……龍司?」
「好きだ。俺は風花が好きだ」

 今ごろ気づくなんて俺はバカだ。
 いつからこの感情が芽生えていたのかわからないが、自分で認めていなかっただけだろう。

 こんなにも、風花を大切に思っているのに。


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