マシンガン LOVE ~この想い、あなたに届け!~
 今までの私は臆病者で、度胸も努力も足りなくて。
 偶発的にきっかけが欲しいと願うだけの情けない女だった。
 そんなんじゃ、100年かかっても水無瀬くんと仲良くなれない。
 そう思い直して、積極的に接していこうって決めたんだけどな……。

「今日も……私はたぶん残業だから。行けそうにないかも」

 今の私は戦略チームの一員で、ほとんど毎日のように残業だ。
 その日の仕事が何時に終わるかなんてわからない。

「明後日、プレゼンなの。それが終われば一段落すると思うんだけどさ」
「あ、そんなこと言ってたね」

 もちろん私がプレゼンするわけじゃない。やるのは先輩方だ。
 だけど下っ端の私もその事前準備で忙しい。

「幹事の鈴木からの情報だと、遅れるけど飲み会には来るって、水無瀬は返事をしているみたいよ?」
「……そっかぁ」
「亜衣は欠席でいいの?」
「うん。今回はパス」

 さすがに仕事を放り出して飲み会に参加はできない。
 自分から戦略チームに入りたいって言ったのに、それをやったら社会人失格だ。

< 38 / 158 >

この作品をシェア

pagetop