マシンガン LOVE ~この想い、あなたに届け!~
今までそんなふうに考えて生きてこなかった。
ここの居酒屋はお座敷もあるし打ち上げにも使えるな、なんて。
そんなことを意識せずに、のほほんとお気楽に与えられた仕事をしていただけだった。
こういうのは仕事と言えるほどの仕事じゃない。ただの雑用だ。
だけどなんでも知っていて、スマートにこなす望月さんはカッコいいと思う。
「じゃあ、ひとつお礼をしてよ」
「お礼、ですか?」
「うん。当日はずっと俺の横に座って?」
「……」
固まる私を意味ありげに見つめながら、望月さんが返事を待っている。
「私は……当日は一番下座の出入り口のそばに座ろうと思っているんです。店員さんを呼んだり、なにかと都合がいいですから」
予約をした店の部屋は、何人もが入れる大きな“座敷”だ。
一番下っ端の私が気を利かせて動ける位置にいないといけない、と思ってる。