マシンガン LOVE ~この想い、あなたに届け!~
***

 それから二週間くらいは、本当にハッピーだった。
 あっという間に急接近……などという、そんな奇跡が起こるわけはないけれど。
 水無瀬くんは私に普通に接してくれて、ちゃんと会話ができた。

 言ってしまえばそれだけのことなのだが。
 それでも私はうれしくて幸せで。毎日の活力になっていた。

 水無瀬くんとの会話で思いのほかテンションが上がりすぎると、「うるさいよ」とか「元気だな」などとあきれられもしたけれど、私は常に笑顔だった。
 水無瀬くんはそう言っていても、私とちゃんと会話してくれたから。
 
 私と話すことは嫌じゃない、という意味に捉えていいのかな。ポジティブに脳内変換しておこう。

「振られた直後とはまるで別人ですね、亜衣サン」
「えへへ。そうかなぁ~?」
「うん。これだけわかりやすい人、他にいませんって」

 朝、ロッカールームで一緒になった音羽に、水無瀬くんとの最近の出来事を報告すると、またまたあきれられてしまった。
 落ち込んでいたときの自分とは別人みたいだという自覚はある。
 でも仕方ないと思う。ニヤニヤが止まらないんだから。

 だいたい、私に『落ち込む』なんて言葉は似合わない。
 

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