幸せに・・・なりたい。

**未来の為に


その日から私は、
歩く練習を始めた。

手足のリハビリを
崇おじさんの病院で行ったり
綾と家で行ったりした。

綾は、
「僕が、ずっと抱いて移動するから
キツいなら、やめていいんだよ。」
と、真顔で言うから
「もう、綾は応援してるのか
邪魔しているのか、わからない。」
と、笑っていうと
「‥‥‥‥笑っちゃダメ。
愛浬亜の笑顔は、破壊的。
他の人にみせたら駄目。」
と、言うから
「‥‥‥‥もぅ‥‥」
と、真っ赤になる私。

綾は、クスクスっ笑いだして
「愛浬亜は、僕だけのものだよ。
フラワーデザイナーになるために
学校にいきたんだろ?
だから、頑張っているんだよね。」
「えっ、なぜ‥‥わかったの?」
「愛浬亜を見ていたら、わかるよ。」
と、言って
茜と同じ学校のパンフレットと
申込書を渡してくれた。
「‥‥綾、ありがとう。」
「どういたしまして。
資料は、茜ちゃんが
持って帰ってくれたよ。
ところで、愛浬亜、
言葉のお礼も嬉しいけど
行動なら、もっと嬉しい。」
と、言うから
「‥‥‥‥‥行動‥‥?」
と、考え混むと
「ぷっ‥‥」
綾は、愛浬亜が、凄く真面目に
考えるから、おかしくなって笑った。

「もう、真面目に考えてるのに。」
「あははっ、ごめん、ごめん。
行動はね、こうだよ。」
と、言って
唇にチュッと、キスをされた。
「なっ‥‥‥‥‥」
「愛浬亜、嫌だった?」
と、言われて、
首をブンブン、横にふった。

「良かった。
じゃ、もう一度。」
と、言って
顎を持ち上げられ
「愛浬亜、愛してる。」
と、言って
唇に優しいキスをしてくれた。

それから、啄むように
おでこ、まぶた、頬、鼻に
キスをされ
改めて、唇にキスをされた。

綾は、自分のおでこを私のおでこにつけて
「愛浬亜、怖くない?
大丈夫だった?
僕に愛浬亜のファーストキスを
くれてありがとう。」
と、言うから
私は、真っ赤になりながら
「怖くないし、‥‥‥‥ぃゃ‥‥じゃない。」
と、言うと

綾は、
「ありがとうっ」
て、言いながら、私を抱き締めた。
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