幻が視る固定未来
本当にオレは目の前のいる有希乃を否定するのか。もっと冷静に考えろ。ここに有希乃がいる理由を。
そしてここにいれる理由を。
しかし、理由は勝手に口を開く。
「木下、分かっただろう。幻視様は普通の人ではない。言っても理解できないだろうが神に選ばれた人、いや人ともまた違った存在」
助歌がゆっくりと口を開く。
怒りのあまり思いっきりぶん殴ってやりたかった。大声を張り上げて否定したかった。
よく、この状況下でオレはよく冷静でいられる。本当に自分のことなのに恐ろしい。けど感謝する。
オレは全力でこの状況を打破する。
「有希乃、助歌の言うことを真に受けるな。そんなことありえないだろ?」
「幻視様、もう全て木下は見ました。貴方が幻視の能力を発動させる様を」
いつからいたのかを考えてなかった訳ではない。むしろ見られていたことなど助歌の言葉で分かっていた。
「だから木下、あんなのは手品のようなものだ。なんならもう一回見せてやろうか」
「幻視様、ここまで来て手品の特訓などする必要があるでしょうか。そんな言い訳は少し見苦しいです」
気にしたら駄目だ。助歌は挑発してオレに“否定させて肯定”させようとしている。
けど全てを見られていたなら今の言い訳は見苦しい。けど言うしかないのが今の現状。だからオレは間違っていない。
そういえばオレは有希乃の顔をまともに見ていない。いや見れない。もしそこに“恐怖”があればオレは心が折られる。
しかし有希乃の表情は変わらず無表情。ここにきて無表情に助けられたような気がするが、それでも有希乃の心境が分からないのはキツイ。
そしてここにいれる理由を。
しかし、理由は勝手に口を開く。
「木下、分かっただろう。幻視様は普通の人ではない。言っても理解できないだろうが神に選ばれた人、いや人ともまた違った存在」
助歌がゆっくりと口を開く。
怒りのあまり思いっきりぶん殴ってやりたかった。大声を張り上げて否定したかった。
よく、この状況下でオレはよく冷静でいられる。本当に自分のことなのに恐ろしい。けど感謝する。
オレは全力でこの状況を打破する。
「有希乃、助歌の言うことを真に受けるな。そんなことありえないだろ?」
「幻視様、もう全て木下は見ました。貴方が幻視の能力を発動させる様を」
いつからいたのかを考えてなかった訳ではない。むしろ見られていたことなど助歌の言葉で分かっていた。
「だから木下、あんなのは手品のようなものだ。なんならもう一回見せてやろうか」
「幻視様、ここまで来て手品の特訓などする必要があるでしょうか。そんな言い訳は少し見苦しいです」
気にしたら駄目だ。助歌は挑発してオレに“否定させて肯定”させようとしている。
けど全てを見られていたなら今の言い訳は見苦しい。けど言うしかないのが今の現状。だからオレは間違っていない。
そういえばオレは有希乃の顔をまともに見ていない。いや見れない。もしそこに“恐怖”があればオレは心が折られる。
しかし有希乃の表情は変わらず無表情。ここにきて無表情に助けられたような気がするが、それでも有希乃の心境が分からないのはキツイ。