幻が視る固定未来
しかも有希乃はどんな訴えを持とうとも無表情上、冷静さを失くしたオレでは雰囲気を読み取れない。
きっと冷静なら、オレはこの時有希乃に声をかけられただろう。だと言うのにオレは、
「有希乃はもう戻れ」
そんな風に突き放すことしか出来ないでいた。
真っ直ぐにオレを見つめる双眼はひょっとすば何か訴えているもかもしれない。いや、かもしれないではない、恐らく訴えている。
けど、オレは目を逸らすことすか出来なかった……。
「助歌、有希乃にオレのこと、守護四神の玄武であることを言うな」
無言で有希乃が去った後、オレは助歌にそう言い聞かせた。
「分かりました。幻視様の奥様への忠誠心、そしてその真の玄武としての志は今確認しました。今後、奥様の命令に背く様なことがない限り、私は誰にも他言しません」
それはつまり、オレが玄武の道に逸れた時、助歌は有希乃だけではなくみんなに人間外であることを言うということ。ある種の脅迫でもあるがしょうがないこと。それがオレの生きる道なんだから。
きっと冷静なら、オレはこの時有希乃に声をかけられただろう。だと言うのにオレは、
「有希乃はもう戻れ」
そんな風に突き放すことしか出来ないでいた。
真っ直ぐにオレを見つめる双眼はひょっとすば何か訴えているもかもしれない。いや、かもしれないではない、恐らく訴えている。
けど、オレは目を逸らすことすか出来なかった……。
「助歌、有希乃にオレのこと、守護四神の玄武であることを言うな」
無言で有希乃が去った後、オレは助歌にそう言い聞かせた。
「分かりました。幻視様の奥様への忠誠心、そしてその真の玄武としての志は今確認しました。今後、奥様の命令に背く様なことがない限り、私は誰にも他言しません」
それはつまり、オレが玄武の道に逸れた時、助歌は有希乃だけではなくみんなに人間外であることを言うということ。ある種の脅迫でもあるがしょうがないこと。それがオレの生きる道なんだから。