恋の罠にはまりました~俺様部長と社内恋愛!?~
一方的にプレゼントをなすりつけて、リアクションがないから私が着服してしまったと疑うって。それ、無理がありすぎる。
あのプレゼントだって、中身が何かは知らないけど、オーダーメードじゃない限り、同じものが質屋に流れてたって全然不思議じゃない。
「私、そんなことしない」
「今度のことだっておかしいじゃないか。どうして白鳥さんがモデルなんだ? 松浦さんじゃないのか?」
「えっと……」
「企画を見た時は、彼女に会えると思って楽しみにしていたのに。こんなブスがどう変わるって言うんだよ。営業部長、目が腐ってんじゃねえの」
突然変わった暴力的な口調に、つかまれた肩が震える。
そんなの知らない。私だって、やりたくてやるんじゃないのに。
「おい、何をしてる」
喉に何かが詰まったように何も言えなくて、ただ佐伯くんを見上げていた私。
その佐伯くんの後ろから、さらに大きな影がかぶさった。
「あ……」
佐伯くんの肩に大きな手がかかり、ぐっと引かれる。その後ろにいたのは、日下部長だった。
「お前、うちの社員か」
「あ、あの」
佐伯くんが慌てて手を離し、顔をそらせたとき、反対側から別のスーツの男性が。